ネットワーク負荷が大きいワークロード (SDN/NFV) をホスト CPU から FPGA ベースの SmartNIC にオフロードすることで、サーバー性能の大幅向上とシステム全体の総所有コスト (TCO) 削減が可能になり、迅速な技術革新が可能になります。Virtex UltraScale+ VU23P FPGA を搭載しているため、最大 2x100G (ワークロードに依存) のアプリケーションを実現できます。小型パッケージ オプションは、1U/2U サーバー プラットフォームに DDR や制御プレーン プロセッサを必要に応じて追加でき、さまざまなソリューション構築に柔軟に対応できます。つまり、Virtex UltraScale+ VU23P FPGA ベースの SmartNIC は、データセンターに卓越した俊敏性と拡張性をもたらすことができる、高度にプログラム可能な高性能ソリューションです。
次世代ストレージ システムの構築には、RDMA や NVMe-oF (NVMe over Fabrics) オフロード機能でシステム性能を向上させることができる FPGA が最適なソリューションです。SSD コントローラーとして統合したり、ストレージの複雑な処理タスクに対応するハイパーコンバージド インフラストラクチャを構築して性能を向上させることが可能です。Virtex UltraScale+ VU23P FPGA は、データの圧縮/解凍、重複排除、シーケンサー機能など、さまざまなタイプのストレージ ワークロードを高速化するのに有効である上に、ストレージ全体の使用率を改善し、CPU の負担を軽減させることも可能です。35x35mm の小型パッケージ オプションと PCIe Gen4 との互換性を備えている Virtex UltraScale+ VU23P FPGA は、SQMM に最高の性能をもたらすと同時に、柔軟な運用とトレージ システムの総所有コスト削減を可能にします。
コンバージド アクセス フロントホール ゲートウェイでは、性能を低下させることなく、単一インターフェイスですべてのサービスを伝送できます。Virtex UltraSVirtex UltraScale+ VU23P FPGA では、ネットワーク インフラ内のそれぞれの運用にデバイスの異なる特徴を選択できるため、イーサネット フロントホール、OTN フロントホール、PON フロントホールなど、さまざまな規格に柔軟に対応できます。また、統合された PCIe Gen4 IP によって、無線のベースバンド処理を仮想化するパスが提供されるため、トランスポート ボックスでの仮想ブロードバンド ベース ユニット (vBBU) 処理や LO PHY 処理が可能になります。
1: Virtex UltraScale+ 製品ポートフォリオ (Virtex UltraScale+ VU19P FPGA を除く) の中で、DSP スライスに対する LUT の比率が最も高い